2009年1月12日月曜日



NYといったらやっぱりMoMA。

雪でじっくり見る余裕がなかったというのもあるかもしれないけど、立地的にグッゲンハイムと違って、じっくり外観を眺めることができないのが残念。

チケットを買って、階段を上ろうとしたところから眺めた光景がこれ(写真)。向かいに見えるのもMoMAの建物。
雪で覆われているのは中庭で、ここにも彫刻などの作品がちらほら。

「あぁ、建築雑誌でよく目にしていたのはこの光景か」と思いましたが、実際問題写真はここから撮るしかない、という状況だったような気も。

でも、この感じ、いかにも谷口吉生さん、です。
谷口さんらしくて好きなのだけど、でもちょっとシンプルすぎるなーという印象も。

まぁ、膨大な作品が入る美術館なので、あんまり凝ったつくりだと無理が出ちゃうんでしょうけど、コンペに負けた人たちが文句を言うのもちょっと頷けるかな。

ちなみに、さすがは観光名所なだけあって、想像以上の混み具合で、広い館内を巡る疲れも加わり、Design&Architectureのコーナー(3階)までなんとか見て、それ以上は断念。

常設展かどうかわからないけど、コールハースのドローイングやピーター・アイゼンマンの模型など、錚々たる面々のドローイングなどが集結しているスペースがあって、めちゃめちゃ感動。

そのフロアが見れただけでも充分満足。

グッゲンハイム美術館の後に見たホイットニー美術館。
マッシブな外観が印象的でとても目を引く。

時間がなくて、一瞬中に入っただけだけど、外観とは違って、温かみのあるインテリア、という印象。

もちろん、あくまで受付フロアだけしか見ていないので、他のフロアを見たらまた全然違うんだろうけど。悪しからず。

1階?地下?にあったレストランは、とても気持の良さそうな空間だったなー。
次に行く機会があれば、レストランも含めてじっくり堪能したい美術館の一つ。

グッゲンハイム美術館


1月も半ばになってしまったけど、12月に行ってきたNY旅行の写真をアップしようかと。

いろいろ見てきたけど、まずはグッゲンハイム美術館を。

左は雪が降りしきる中、あの特徴的な外観をパチリ。

展示の一環のようなのだけど、天井がキラキラしててきれいだった。(右)

改装工事が終わったばかりということもあるだろうけど、50年経っているとは思えない状態と、デザインの素晴らしさ。

さすがライト。「モダン」とはこういうことだ、と見せつけられた気がした。

写真で見ていたときはそんなに好きな建物というわけでもなかったのだけど、やっぱり本物を見ると印象がまるで違う。

バカでかい美術館が多い中、グッゲンハイムは程よい規模感で、そういった点も含めて、かなり良かった。

2008年12月13日土曜日

今の髪型って

ヘッドフォンを装着した状態が一番いいかもしれない。
うーん、そうかー、困ったな・・。

そういえばiTunes歴5年

私がiTunesに出会って、もう5年くらい経つ、ということにふと気付いた。
早いなー。
もうすっかりCDプレイヤーとか全然いらなくなってる。
MD(笑)も単なるプラスチックの塊と化してしまったし・・。

2,3年前までは足繁く通っていたタワーにも行かなくなり、そもそもCD自体をあんまり買ってない。
昔の私にしてみたら信じられないことだけど。
買うとしてもAmazonとかから買ってるし、DLできるものはDLしてる。
たまーにスパイラルレコードとかで買ったりもするけど、そんなことはほんとに稀。

ただ、これまでわずかながらも蓄積された音楽の知識はiTunesのライブラリに殆ど入っていていつでも気軽に聴けちゃうし、iTunesで聴けばLast.fmで関連する音楽も見付けられるし、mixiミュージックで友人知人の聴いている音楽から新しい音楽に出逢うこともある。
Muxtapeがなくなっちゃったのは残念だけど、8tracksはあるし・・。

いやー、ほんと、なんて便利になったんだろう、としみじみ思う。

でも、iTunes生活になって明らかに音楽に対するスタンスが変わったような気もする。
パッケージを買うのと違って、DLしたものはすぐ何を買ったか忘れちゃうけど、そのときはDL履歴が残るからまだいい。
さらに酷いのがCDをiTunesにインポートしたときで、一枚一枚CDプレイヤーに入れて聴くのと違って、何を買ってきてインポートしたか、ってことをあっという間に忘れ去ってしまう。

その分、せっかく買ってきても真面目に聴かなかったり・・。
よくないなぁ。

勿論、中にはしつこく聴いてるアルバムもあるから、ある意味、ちょっとしかCDを買えなかった小中学生時代に戻っちゃったみたいなところがあるかもしれないけど、そういうアルバムに出会うのはごくごく稀。

ということで、どんどんライブラリは増えていくけど、実際聴くアルバムや曲に偏りが出てきているような。
好みが凝り固まってきたってこと?
あ、これってもしかして単純に年のせい?

うわ、それって、ものすごく、いやだーーーーーーーっ!

せっかくの文明の利器(笑)を活用して、またちゃんと音楽に向き合いたいなーと思った、ある現実逃避の夜更け。

2008年12月6日土曜日

Sir. Peter Cook

金曜日、新宿の工学院大学でピーター・クックの講演会があり、行ってきた。

開場時間ちょうど位に行ったら、とんでもなく混雑していて、階段に行列がずらり。
3階から地下1階まで行列は続いていて、会場に入れるかな?と不安になったけど、なんとかギリギリ座れた。
ほっ。

会場を見渡すと、やっぱり学生が圧倒的に多い感じ。
キャパは230人くらいのはずだったけど、立ち見の人も結構多くて、大盛況。
大人気だなー。
学生はちゃんとこの人が誰なのかわかってるのかな?とも思ったけど。

会場に本人が入ってくるなり、最前列に座っていた長谷川逸子さんにいきなり抱きついてて笑ったw
誰かが「誤解されますよ(笑)」って言ってたけど、誰も誤解なんてしないでしょww

ピーター・クックと一緒に今村創平さんも登壇したのだけど、なんと通訳としての登場でびっくり。
てっきり対談でもするのかと思っていたら通訳だなんて、贅沢な!

講演では、アーキグラム時代から最近のプロジェクトに至るまで、大量の写真やドローイングを見せつつ説明してくれた。
できるかぎり通訳に頼らずに生の声を聞いて欲しいという話があったけど、それを意識してか、分かりやすい英語で話してくれて、じっくりピーター自身の話を聞けたのもよかったなー。

本人はオーストリアのBrob(クンストハウス)のTシャツを着てて、その美術館についての説明がやっぱり多かった。
確かに最近の彼の代表作といえば、あの強烈なBrobだし、納得しちゃったけど。

それから、つい数日前に勝ったばかりというウィーンの経済大学のコンペについての話も聞けて、まだまだバリバリ現役で頑張っているんだなーということを知って、やっぱり建築家っていうのは長く仕事ができるというのが魅力だなぁ、としみじみ思った。
(私は建築を生業とすることを諦めたばかりの身だけど・・)

最後の質疑応答では、質問に対する回答が笑えるくらい長くて通訳しないといけない今村さんはタジタジ(笑)
でも、あれだけ熱心に答えてくれるなんて、すばらしい!

まぁ、ただ単におしゃべりが大好きなおじいちゃん、という感じもしたけど、ユーモアたっぷりに話すし、あれくらい有名な人でも全然偉ぶってなくて、とってもキュートな人。

ナイトの称号をもらっても、クレイジーで、とことん前に突き進む姿勢は、お見事。

仕事の息抜きにやることがドローイングっていうのにもびっくり。
ほんとに好きなんだなー。

あと、ピーター・クックがMac Book Kuroを使ってて「うわ、私とお揃いだ〜」と嬉しくなった。
単純(笑)

建築学生からの質疑応答の中で口にしていた「good or badと斬り捨ててしまうんじゃなく、interestingかどうかが大事」という言葉は、建築に限らず、いろんなことに共通する大事なことだなぁ、と思った。

とにかく、本物のピーター・クックの話が聞ける貴重な機会だったなー。
いやぁ、行ってよかった。

2008年12月4日木曜日

建築は趣味のまま・・

建築の道に進むか、それとも今まで通りの道を極めるか悩んでいたところで、
最後のチャレンジと思って応募した2社がどちらも最終面接へ。

そして、先日最終面接を受けてきた会社から内定の報せが!

これは・・建築の道を諦めろということか。
嬉しいような、寂しいような、複雑な感じ。

でも、これまでもずっと趣味で建築を追いかけてきたわけだし、
その方が楽しいこともきっとあるよね。うん。

ということで、まずは近々条件面談。
そしてもう一社の最終面接も(スケジュール的に間に合えば)受けて、
できることであれば結果を比較したいところ。

いやー、受験を週末に控えてこの急展開。
受験どうしよう・・?
このタイミングは、建築の道はそう甘くないぞ!ってことなのかもね。

でもしばらくいろんな人に迷惑をかけてきたけど、これでようやく堂々とできるなー。
この不景気なときに、よく内定がもらえたなぁ。
よかった、よかった。