我ながらそんなんで大丈夫か?と思うけど、実のところそうなのだから仕方がない。
でも、デザインはもちろんのこと、比較的構造にも強い関心があるから、恐る恐る手に取ったこの本。
構造デザイン講義
これは、内藤廣が東大で行った講義を(加筆修正して)本にしたもの。
講義の内容だから、各章の構成や説明が明快でとてもわかりやすいし、歴史観や文化などの話も交え、読み物としても面白い。
そして、自らが最初に断っている通り、内藤氏の主観がバリバリ入っていて、それがまた読者に親しみを抱かせる。
東大で行われている講義がたった1900円+税で読めるなんて、お得♪
ところで、タイトルにある「構造」と「デザイン」というと、一見相反するものだが、それらをあえて組み合わせた理由として、以下のようなことを著者は述べている。
建築学科では一般的に、デザインが不得手で数学が得意だと構造設計に進む人が多いようですが、わたしはその反対の方が良いと思っています。イメージの豊かな人が構造を生業とし、数学が得意な人がデザイン系を受け持つ方が望ましい。単純に構造を解析するだけなら自動的にコンピューターで答えが出せる時代です。そんな時代で極めて大切なのは、構造、力、材料などに対して、エンジニアがいかに豊かなイメージを持てるかどうかです。なるほど。そういった発想の転換は大事かもしれない。この本を読むと改めてこの言葉の意味が分かる。
章は、総論、組構造、スティール、コンクリート、プレキャストコンクリート、木造、構造デザインの最前線、という全7章。
どの章も、何度も何度も読み直して、ノートを取るなどした上で、しっかり頭に叩き込みたい、充実した内容。
そして、この本は、私がこれから建築の道を進む上で、もしかしたらカギになる一冊かもしれない。
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